タイトル、サクシャ、シュッパンシャ、を忘れずに・・・
| #2137 書き込み者名 フランコ将軍 HomePage [2005/05/19 01:26] |
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「源氏と日本国王」 岡野友彦 講談社現代新書
征夷大将軍といえば、全国の武士の頂点に立ち、朝廷に代わって政治の全権を掌握する・・・・ という、誰もが学校で習った常識が、実はとんでもないウソ八百だった。 前書きでいきなり強烈なパンチが飛んできます。 織田信長は官位を受けたときは平信長だったし、豊臣秀吉はどこの馬の骨かもわからぬ足軽の出で、ともに源氏の血をひいていないから征夷大将軍になれなかった。 でも徳川家康は、源氏の血を引く系図をでっちあげて認められたから、征夷大将軍になれた。 これまたデタラメで噴飯ものもいいところだそうです。 じゃあ源氏って何なのよという話になってくるわけですが、ミナモトノナニガシは、天皇の血を引きながら、臣籍降下して皇室を離れた者の子孫といっても、話はかなり複雑です。 久我、中院、土御門などの名家の祖となった村上源氏は、それこそ光源氏のような貴族だったけど、実在の有名な源氏、つまり義家、頼朝、範頼、義経、義仲、さらに足利将軍家を生んだ清和源氏は、なぜ東国へ都落ちして武門に転じたのか? 皇室から臣籍降下といえば平氏もそうだけど、源と平の姓はどういう基準で使い分けられたのか? などなど、源氏をめぐる様々なナゾが解き明かされています。 また、なぜ天皇家に源や平や藤原や橘といった氏姓がないのか? 源や平などの氏姓と現代の苗字とは、何がどう違うのか? さらには家とは何かといったことまで踏み込んで考察されています。 これらを読み合わせて考えると、なぜミナモトは源氏なのに平は平家と呼ばれたのかも、おぼろげながら想像ができる気がしてきます。 子供の頃、平家物語に出てくる頼朝や義経が、源氏物語には出てこないなんておかしいと、思っていた人は少なくないでしょうけど、むろんこの私もその一人でした。(爆) でも、平家物語に出てくる源氏の武将たちが何者かを真に理解するには、光源氏が何者かを先に理解しなきゃいけないのかもね。 |
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