** 本 の にっき **

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 武士の世の終わりに咲いた徒花だったのか?
#2140 書き込み者名 フランコ将軍 HomePage [2005/06/05 12:54]
「幕臣たちの誤算―彼らはなぜ維新を実現できなかったか」 星亮一 青春出版社

江戸幕府はなぜ薩長に勝てずに崩壊してしまったのか?
これが本書のテーマですが、実際に読んでみると、要するに自滅じゃないかと思えてくるところばかり。
何よりも、幕府を変えようと立ち上がったはずの幕臣たちが、互いに足の引っ張り合いをする様を読んでいると、どうしようもねえなという感じ。
勝海舟といえば、西郷隆盛との江戸城無血開城で、江戸の町を戦火から救った英雄とされています。
でも咸臨丸で寝食を共にした福沢諭吉とは犬猿の仲になり、小栗忠順を事実上見殺しにした経緯を読むと、かなりイメージダウンです。
そして彼らの上に立つ徳川慶喜については、その優柔不断ぶりをボロクソに書いてあります。
なにやら今の日本と合い通じることばかりで、歴史は何度でも繰り返すのかと思えてきます。
ただ、明治天皇が後に慶喜を皇居に呼んで会談した際、慶喜が喜んでくれたのを天皇が心から安堵した、という記述で締められていたのが、せめてもの救いでした。


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