タイトル、サクシャ、シュッパンシャ、を忘れずに・・・
| #2145 書き込み者名 ルーノ [2005/06/20 15:57] |
|
「光ってみえるもの、あれは」 川上弘美 中央公論新社
高校生の江戸翠(えど・みどり)は、頼もしい祖母・匡子さん、ライターの母・愛子さんとの3人暮らし。 ちょくちょく家に出入りする大鳥さん(←実は遺伝上の父)、 翠の彼女・平山水絵、途中から女装し始める親友の花田、書き言葉で話す担任のキタガーくん。 などなど、個性豊かな人々に揉まれ、揺らぎながら、「早く大人になりたい」と希う少年である。 帯に「家族小説」とある。少々「普通」ではない家族を描きつつ、かたちではなく人対人の繋がりとしての「家族」を見せたところがみごと。 後半、翠はある出来事をきっかけに長崎・五島列島へ向かうのだが、まばゆい南の海のイメージとあいまって、何ともすがすがしい小説である。 さて、タイトルの「江戸の日」ですが……、江戸家の人々(と言っても祖母・母・翠の三人)が祝う、”家族の祝日”として文中に出てきます。 それが今日、6月20日なのですが。なぜこの日なのか、とか、どうやって祝うのか、とかは本文を読んでのお楽しみ〜♪ |
本のにっきに戻る