タイトル、サクシャ、シュッパンシャ、を忘れずに・・・
| #2158 書き込み者名 フランコ将軍 HomePage [2005/07/26 22:59] |
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「ハプスブルクの宝剣(上・下)」 藤本ひとみ 文春文庫
イタリアに生まれたユダヤ人医師エリヤーフー・ロートシルトは、ユダヤ社会になじめず破門の憂き目に合い、さらにちょっとしたいさかいでドイツの貴族と決闘をするハメになり、勝ったものの瀕死の重傷を負う。 絶体絶命のピンチを救ったのは、ロートリンゲン公国の当主フランツ・シュテファン、つまり後のマリア・テレジアの夫で、神聖ローマ帝国皇帝フランツ1世だった・・・・ てなわけで、架空の主人公が歴史上の実話を部隊に活躍するというものです。 エリヤーフーはエドゥアルト・オーソヴィルに生まれ変わり、フランツの側近として仕えるが、彼がユダヤ人であることを知ったマリア・テレジアにより、様々なイヤガラセを喰らうことになります。 当時のマリア・テレジアは、女という理由で神聖ローマ皇帝の継承権を認められず、プロイセンのフリードリヒ2世にオーストリア継承戦争をふっかけられ、鉱工業地帯として貴重なシュレジェン地方(現在はポーランド領シロンスク)を奪われてしまいます。 そのフリードリヒ2世とも友情で結ばれながら、敵として戦わねばならぬエドゥアルトの苦悩も見ものです。 フランツ1世というと、マリア・テレジアに16人もの子宝を授けた種馬として以外に歴史に名を残していない、などと謗られていますが、ここではそうしたマスオさん的立場、さらには強敵フリードリヒ2世と立ち向かわねばならぬ皇帝としてのフランツ1世の苦悩が見事に描写され、そんなフランツに己の全てを捧げて戦おうとするエドゥアルトの熱い思いは、読んでいて心に響きます。 ところで、ロートシルトはRothschildと綴るから、英語読みしたらロスチャイルドなんだよなあ・・・・・ |
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