昨日の関東地方は、お昼過ぎまで雲の多い天気でしたが、午後からは晴れ間が広がり、夕方には美しい夕焼けの中に三日月と金星が並んで輝く姿を見ることができました。帰宅の途中にお気づきになった方も多いことと思います。だんだんと暗くなっていく夕空の中に、まず三日月が見え、しばらくして少し離れたところに金星が見え、それがやがて少しずつ地平線に近づきながら輝きを増して行く様子を、西に向かう車の中からずっと眺めていました。
向かっていた先は、噴火により三宅島から避難して集団生活をしている三宅島小学校の子供たちのいる、東京あきるの市の秋川高校でした。子供たちに星空を楽しんでもらおうと企画した星見会。前半はちょっと雲があったものの、夏の大三角をはじめとした星座たちを見ることができたのですが、後半は雲が広がってしまい、肝心の木星・土星を一部の子供たちにしか見てもらえなかったのが残念・・・。でも、三宅の子供たちはあきる野で元気に生活しています!。
先生方も含めて、東京の空の明るさと星の少なさには驚かれている様子。ちょっと前までは西多摩地区なら天の川も見えたはずなのに・・・。秋川駅(昔は東秋留駅だった)付近には大型店舗が建ち並び、ここまで市街化が進んでいることに驚いてしまいました。生活が便利になったことは喜ぶべきかもしれませんが、やはり何かを忘れているような気がするのは、私だけでしょうか。三宅の星空のほうが、私は自然の姿だと思うのですけれどね。
| |